旅は帰る場所があるから楽しいのである

旅とは日常からのエスケープ、往々にして失敗の連続であり、それはいい経験になる。家が一番落ち着くね、は旅の核心をついている。そう旅は帰るから楽しいのだ。

京都でベッピンに触れる 京都迎賓館とリッツカールトン

京都迎賓館が公開されているので行って来ました。

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場所は京都御所の中で、東側にありました。入り口で予約メールを見せると、地下に案内されます。

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地下で1500円を支払い、セキュリティチェックを受けて、禁止事項の説明があり、その後15人ほどのグループで館内ツアーを行います。

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そして、これから数々の『べっぴん』を見ることになるのです。京都迎賓館は2005年完成の現代風和風建築で、京都の一流の庭師、建具師、大工による一流の材を使用して建てられた建造物てす。さらにここにしかない美術品たちにため息がでるのでした。

 

入り口ドアは樹齢700年の欅の一枚板です。玄関から回廊を通って最初は聚楽の間、いわゆるロビーです。行灯のような照明は折り紙をイメージしてます

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竹工芸の花かごは人間国宝早川尚古斎の作品、海外から賓客がくるときは、お花いっぱい🌸にいけられます。ソファは西陣織です。

次の夕映えの間は大臣などの会議に使われます。

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壁面は絵ではなく西陣つづれ織で、東側は比叡山、右は愛宕山の夕日です。廊下から広大な池が見えます。そう、建物はこの池を囲むように建てられています。次は藤の間、洋食の晩餐会が開かれる部屋です。

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正面は幅16.6m高さ3.1mのつづれ織、藤の花より真っ赤な牡丹の花が印象的です。床にも藤の花が散った模様が描かれています。舞台の檜の扉には人間国宝江里佐代子の截金(キリガネと読みます)がさりげなく飾られてますよ。

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釘隠しも豪華、ふすまは全て美濃和紙です。

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次は桐の間、和食の晩餐会の行われる部屋です。中央には漆の一枚仕上げのテーブル、掘りごたつ形式の座、座椅子の背には政府の紋章、五七の桐が蒔絵で小さく描かれています。f:id:harumxyz:20170216223626j:image

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最後に池にかかる橋をわたります。池には錦鯉がたくさん、賓客はここでコイに餌やり体験をします。

橋の天井には隠し絵が隠れてます。

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橋を渡ると舟があり、池を周遊できるそう

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見学コースはこれで終わり。後ろからついて来た警備員さんには、膝をついて写真をとったら、怒られましたが、カメラを褒めて頂きありがとうございました😊

 

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今夜は鴨川沿いのリッツカールトンに宿泊です。もちろんべっぴんのホテルです。それは宿泊の数ヶ月前から始まります。メールでこちらの希望を聞き、何でもリクエストしてと打診があり、滞在中のスケジュールの相談や、楽しみ方の提案、チェックインもチェックアウトも待たないよう電子手続もうけいれます。確かに高いですが、サービス料かなあと思います。

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お部屋はアップグレートしてもらったようで5階のガーデンスイートになりました。こりゃラッキー^_^

横長の室内は3つ、北側がバスルーム、中央がリビング、南側がベッドルーム。ベランダというか外にミニ日本庭園です。

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部屋の備品も素晴らしいです。調度品は迎賓館を見た後なので、、、いやいや、すみません。

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ドア🚪とか、幾何学模様が特徴的です。

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夜景がとてもキレイでした🌟

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でも、ここの売りはサービスですからね。

外人宿泊客がほとんどでした。スタッフはもちろん英語が堪能ですネ。ただ隣国の大声で話す団体さんがやはりいやっしゃり。それでも笑顔対応がステキなスタッフさん^^;

 

べっぴんさんはこの街にお似合いです。地元の方の美意識と自意識の高さが、べっぴんさんを生み出すんだなあと思いました。